<80代 男性>
これまで数回、受付や中庭の花々は私たちの心を癒したと書いてきましたが、
先般、雑用で通りかかった農家の周囲の緑の中に「萩の花」が雨にしっとり濡れ、紫の可憐さは見頃でした。
それは「白露」に打って付けの風情でした。
どうかこれからも患者を和ませる美しい彩の花をお願いします。
<ご意見に対する回答>
いつも心温まるご意見を頂きありがとうございます。
ついこの間まで、茹だるような暑さに辟易していましたが、このところ朝夕には肌寒ささえ感じられます。
秋の気配が日増しに色濃くなってきました。
秋といえば、萩・葛・尾花・女郎花・撫子・桔梗・藤袴の七草が見頃です。
萩の花を詠んだ芭蕉の句に「白露(しらつゆ)もこぼさぬ萩のうねり哉」という句がありますが、
きっとこれと同じ光景を目にされたのではないでしょうか。
萩の花が雨に濡れ、白露があふれるように萩の葉にくっついている。
そよ風が吹いて揺れているが、白露はこぼれ落ちることなく萩の葉の上で揺れている。
一見何気ない風景ですが、自然が織りなす光景には思わず見入ってしまい、
心が洗われたり癒されたりすることがしばしばあります。
今後もお気づきの点がございましたら、忌憚のないご意見をお聞かせください。
平成27年9月12日 医事課 椿 佳子
|