介護医療院とはどのような施設ですか?
介護医療院は、長期に療養生活を送るのにふさわしいプライバシーの尊重、家族や地域住民との交流が可能となる環境や、経管栄養や喀痰吸引等日常生活上必要な医療処置、充実した看取りを実施する体制が整備されている施設です。
なぜ介護医療院に転換するのですか?
平成18年の保険制度改正に際し、医療療養病床と介護療養病床で入院患者の状況に大きな差が見られなかった(医療の必要性の高い患者さんと低い患者さんが同程度混在 )ことから、医療保険と介護保険の役割分担が課題とされ、平成29年末をもって現在の2階介護病棟の施設種別「介護療養型医療施設」は廃止される見込みとなったからです。
その後平成35年まで6年間の延長は可能になりましたが、将来的に廃止が見込まれる施設を継続することは困難であるという経営判断からです。
従来の施設とはどのように違うのですか?
入院できる患者さんの状態や、ケアを行うスタッフの人員等に違いはございません。
プライバシーを尊重する観点から、多床室(3人部屋、4人部屋)には従来のカーテンに加えてパーテーションで間仕切りを設置しております。
料金に変更はありますか?
基本報酬が1日あたり25円(1割負担の方)の増額となります。また平成30年10月1日から平成31年9月30日までの1年間は、「移行定着支援加算」として1日あたり93円(1割負担の方)の増額となります。(介護医療院開設の旨を地域周知することや、地域住民との交流、行事活動に積極的に関与することが条件です)
10月分よりご負担が増えることになりますがご理解の程よろしくお願いします。
現在入院している患者さんはどうなりますか。
入院生活に変わりはございません。従来どおり介護全般や医療的処置、リハビリテーションを受けることができます。また、今回の転換により退院を促すようなことはございません。
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